今日、現地に住む友人とSkypeで定時交信をしました。前回は地震直後のTelだったので安否の確認をしただけで細かい情況は判らなかったのです。
今日は先方も十分に時間があったのでその後の様子などを聞く事ができました。
彼の家は三階建てとあって大きく揺れ、外壁に数ヶ所のひび割れができて屋根瓦が3枚落ちてしまい、玄関の戸に少し隙間ができてしまったそうです。
ライフラインは水源地に被害があったため水道が未だ回復していないそうです。給水車は頻繁に来るので飲み水の心配はないがシャワーとトイレが不自由だそうです。
既に復旧している所にある知人の家でシャワーを使わしてもらっているとのこと。
トイレも下水道に被害はないので流す事が出来るので炊事の洗い物の後の水を使って流しています。食料品は営業を開始したスーパーなどの情報が知らされているので不自由はないとのこと。家が倒壊したり深刻なダメージを受けた被害者には温かい食べ物がヘリで運ばれて来ているので心配は無いそうです。
今回の地震で「じぃちゃん」が一番強く感じたのは地震の被害は別として、インターネットの普及とIT技術の進歩でした。数年前、まだ光ファイバーがなかった頃は一般の人が数千㎞も離れた所と、あたかも対面で話しているかの如く、しかも無料で交信できるなんて考えられなかった事です。
その昔、「じぃちゃん」が現役の頃、外国との早くて安価な通信はTELXでした。テレックスとは文字(アルファベットと数字)を信号に変えて電話線を使って送り、紙に印字して交信する電報に似た通信方法です。今ではテレックスと言う物があった事を知っている人も少ないと思います。テレックスを専門に扱っていた会社が今のKDDIでした。当時はKDD(国際電信電話)の名称だったと記憶してます。そんな時代が長く続いていた事を思い起こすと今日の様にリアルタイムで世界中と情報交換が可能になったのは正にIT技術の進歩と、その進歩のスピードだと思うんです。
こんな素晴らしい技術が開発され、国境を越えて誰もが自由に話し合える時代になったのに相変わらず地球の何処かで戦争が起きている事実は悲しいですね。